昔から私は何もできなかった
音楽だって小説だってゲームだって
なんにもできたことがなかった
もしかしたら私が覚えていないだけで昔はできたのかもしれない
けれど今となってはそんなことは二度とない
自分を下卑た物と信じ、神のような人々の中に混ざって居られるだけの幸せを
そこに見つけてしまったから
それだけに縋って生きているから
私は生きている
自分のようなガラクタが神の生きる世界に居られることが
どれだけ幸せなのかを感じ、生きる
それが正しいかなんて、今の私には考える能もない
死んでも分からないかもしれない