分かっていたこと

作:お餅

私が死んだって誰も気づかないだろう

そう思いつつ、樹の海に沈んだ後に

遺した手紙も存在さえも無視され無かったかのように

無視されて進む世界に悲しさを感じるのは

きっと少し期待していたからだろうと思う

無駄なものだ。