「もう少しだけ、まともに生きたかったよ。君もそう思うだろ?」
そう隣に居る君に話しかける
返事はない
荒く、消え入りそうな呼吸音は気づけば消えており、そこには人形が居るばかりだった
どうやらゆっくりと広がる液体と雪に熱を取られたようで、もはや面影もなかった
別の運命は有り得なかった、ただそれだけだった
「もう少しだけ、まともに生きたかったよ。君もそう思うだろ?」
そう隣に居る君に話しかける
返事はない
荒く、消え入りそうな呼吸音は気づけば消えており、そこには人形が居るばかりだった
どうやらゆっくりと広がる液体と雪に熱を取られたようで、もはや面影もなかった
別の運命は有り得なかった、ただそれだけだった