作:お餅

以前読んだ本を見返している時

ふと記憶が蘇り

救いのない結末であったことに気づき

後悔するのと同時に

生きているうちに栞でそこに留めた方が良いのではないか?

という気持ちが湧いて出る

向こうの世界からすれば時が止まるのか

はたまた同じ日を繰り返すのか分からない

それでも

救われない日が訪れるよりはマシなのではないか

そんな気がしてならない

人に読まれる度死にゆく人生の中

ひとつくらい、どんな方法でも

生きて欲しいものだ