漫画のように夢を見て
学校の広い屋上で
手紙なんて差し出して
ありきたりかなと考えて
生まれてみんなが持っているけど
大切な
使い古された言葉を叫んだ
昔から君は僕の
大切から外れたことはなくて
これが上手く行かなくても
いいやって思える気がしてた
けれど聞こえてきたのは笑い声で
馬鹿にしたような目をして
今までの想い出を壊すような
「私が君といたのは、どうしてかまだ分からないのね?」
「君が勘違いしてくれて、私は虐められず、君が狙われるんだからさ」
「感謝してるよ、私の盾になってくれて」
「これからもまた、よろしくね?」
……..あぁ、
やっぱり人は醜かった。
自分を守るため人を利用することを躊躇わず。
人を捨て駒として見る
なんだ、君もそうか
いや、世界がきっとそうさせたんだ
ぐしゃぐしゃの手紙握り締め
僕は君の手を取り
空を滑る
君は驚いたような
怖がったような顔を見せる
もう大丈夫、怖くない
次は素直に生きましょう。